【第8回】足首の可動域制限が生む代償動作(足関節捻挫コラム)

代償動作に騙されない
足関節の可動域が制限されると、それを補う形で他の関節(膝・股関節・腰椎)に過剰な負荷がかかることがあります。これを「代償動作(compensatory movement)」と呼びます。
例えばスクワット動作で足首の背屈可動域が不足すると:
・骨盤が後傾 → 腰椎の過剰伸展
・膝が内側に入る(ニーイン) → 膝関節リスク増大
・上体が前傾しすぎる → パフォーマンス低下
つまり、足首の可動域の問題が“全身の動き”に波及するのです。これは見逃されがちなポイントですが、再発防止のために非常に重要です。
足首の可動性と安定性はセットで強化する必要があります。ただストレッチするだけではなく、機能的モビリティドリルや動的バランストレーニングで“使える柔軟性”を引き出すことが重要です。
Your body can move
※イラストはわかりやすく簡素にしています。申し訳ありません。
トータルコンディショニングHIGASHI
2024年10月28日 00:00