【第9回】足関節の安定性を高めるトレーニング(足関節捻挫コラム)

スタビリティを高める
捻挫予防・再発防止のカギは、“動的な安定性”を高めることです。これは単に筋力を強化するのではなく、**動きの中で崩れないコントロール力=「スタビリティ」**を養うことを意味します。
有効なトレーニングには以下のようなものがあります:
・片脚バランス(目を閉じて行うことで固有感覚強化)
・バランスボードやバランスディスクでのスクワット
・チューブを使った足関節外反・背屈のコントロールドリル
・ラテラルホップや1本足でのジャンプ着地訓練
ここで重要なのは、“不安定な状況を作る”ことで身体に微細な調整を学習させること。これにより、競技中の突発的な状況に対する「無意識の安定戦略」が鍛えられます。
また、足関節の安定性は、股関節・体幹との連動性の中で鍛えるべきです。足首だけを局所的に鍛えても、全身の連鎖が整っていなければ“実戦では使えない安定性”になってしまいます。
トータルコンディショニングHIGASHIでは、こうした多関節・多要素型の安定トレーニングを段階的に導入することで、捻挫を起こさない「負けない足首」を構築します。
Your body can move
※イラストはわかりやすく簡素にしています。申し訳ありません。
トータルコンディショニングHIGASHI
2024年11月04日 00:00