トータルコンディショニングHIGASHI|鹿児島県鹿児島市

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第6回:たんぱく質の摂り方とタイミング

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「筋肉をつけたい」「ケガを防ぎたい」「疲労を残したくない」
そのすべてに関係してくる栄養素が「たんぱく質」です。単に“肉を食べればOK”ではなく、“いつ・どれだけ・どう摂るか”がアスリートにとって極めて重要です。

■ たんぱく質の役割とは?

たんぱく質は、筋肉・皮膚・髪・内臓・酵素・ホルモンなど体のほとんどを構成する材料です。運動によって損傷した筋繊維の修復・成長、免疫力の維持、リカバリー促進など、アスリートの身体づくりに欠かせない栄養素です。

■ 1日に必要な量

アスリートの場合、必要量は「体重1kgあたり約1.5〜2.0g」が目安です。

例)体重60kgの選手なら
60kg × 1.8g(中強度の練習)= 108g/日

ただし、1回の食事で一気に摂るのではなく、3回の食事+2回の補食などに分けて、こまめに摂ることが吸収効率・効果ともに◎です。

■ タイミングのポイント

  1. 運動直後30分以内=ゴールデンタイム
     筋肉の合成スイッチが最も入りやすいタイミング。たんぱく質と炭水化物を一緒に摂るのがベスト。
     例)プロテイン+バナナ、牛乳+おにぎり、ツナおにぎり+豆乳など

  2. 就寝1時間前にも摂ると◎
     寝ている間に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復・成長が進みます。
     例)牛乳、ヨーグルト、ゆで卵、カッテージチーズなど

  3. 朝食でもしっかり摂る
     夜間は栄養補給がストップしているため、朝は筋肉が枯渇状態。朝食に卵・納豆・魚・乳製品などを加えて補いましょう。

    ■ 高たんぱく質食品の例(使いやすい順に紹介)

    ● 鶏むね肉(100g)
     → 約23gのたんぱく質。脂肪が少なく、調理も簡単。ゆでても焼いてもOK。

    ● 卵(1個)
     → 約6gのたんぱく質。朝食や間食に最適。ビタミンも豊富。

    ● 牛乳(200ml)
     → 約6.5gのたんぱく質。カルシウムも同時に摂取できる。就寝前にもおすすめ。

    ● 納豆(1パック)
     → 約8gのたんぱく質。発酵食品で腸にも良く、朝食にピッタリ。

    ● ツナ缶(1個)
     → 約13gのたんぱく質。保存が効き、補食としても優秀。

    ● プロテインパウダー(1杯)
     → 約15〜25gのたんぱく質(種類によって異なる)。トレーニング後に最適。

     

    ■ まとめ
    たんぱく質は、「質」と「タイミング」が命。
    筋肉をつけたいなら、トレーニング直後+1日を通した分配摂取を意識しましょう。サプリメントも上手に使いつつ、基本は“食品からしっかり摂る”ことが身体をつくります。

     
    次回は「鉄分・カルシウムなど微量栄養素」について解説します。お楽しみに!
     
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トータルコンディショニングHIGASHI
2024年06月23日 00:00