トータルコンディショニングHIGASHI|鹿児島県鹿児島市

あなたの『カッコいい』を創る場所。 元Jリーグトレーナーがあなたのカラダ未来をかえるお手伝い。

  • topbaner2
  • topbaner1

第7回:鉄分・カルシウムなど微量栄養素の重要性

ChatGPT Image 2025年6月7日 07_00_10_コピー

三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)に注目が集まりがちですが、アスリートのパフォーマンスを支える“縁の下の力持ち”が「微量栄養素」です。中でも鉄分・カルシウムは、競技力・回復・成長のすべてに関わる重要なミネラル。知らずに不足すると、パフォーマンスの低下やケガのリスクにつながります。

■ 鉄分(Iron)|「酸素運搬」と「持久力」のカギ

鉄は、血液中のヘモグロビンを作る材料。ヘモグロビンは酸素を筋肉に運ぶ役割を担っており、鉄が不足すると酸素が十分に届かず、「走れない」「バテやすい」「疲れが抜けない」といった状態に。

特に以下の選手は鉄不足に注意が必要です:

  • 持久系競技(サッカー、陸上、バスケットなど)の選手

  • 成長期の中高生

  • 月経のある女性アスリート

    ■ 鉄分を多く含む食品(吸収の良い順):

  • レバー(鶏・豚)

  • 赤身の肉(牛もも肉など)

  • カツオ・マグロ

  • あさり・しじみ

  • 小松菜・ほうれん草(植物性は吸収率が低いためビタミンCと一緒に摂ると効果的)

    ■ カルシウム(Calcium)|「骨づくり」と「神経の安定」
    カルシウムは骨や歯の主成分。成長期の骨の強化だけでなく、筋肉の収縮や神経伝達にも深く関与します。カルシウムが不足すると、疲労骨折やけいれん、集中力の低下などを招くことも。
    特に体重制限のある競技(体操・柔道・レスリングなど)では、エネルギー制限によりカルシウム不足が起こりやすいため、意識的な摂取が必要です。

    ● カルシウムを多く含む食品:

  • 牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品

  • 小魚(ししゃも・いりこ)

  • 大豆製品(豆腐・厚揚げ)

  • 小松菜・水菜・チンゲン菜
    ※ビタミンD(魚・きのこ類)と一緒に摂ると吸収が高まります


■ まとめ

微量栄養素は「少量でも身体に不可欠な栄養素」。
鉄やカルシウムが不足すると、練習を頑張っても成果につながりにくくなります。見えない栄養にこそ目を向け、バランスのとれた食生活を心がけましょう。

次回は「体づくりと増量・減量の考え方」について解説します。お楽しみに!

 

Your body can move


 

身体を変える・未来が変わる

トータルコンディショニングHIGASHI
2024年06月30日 00:00