トータルコンディショニングHIGASHI|鹿児島県鹿児島市

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第1回:休養の基礎知識

ChatGPT Image 2025年6月7日 15_12_45_コピー

〜休むことは、怠けではなく“伸びる準備”〜

トレーニングや練習に励むアスリートにとって、「休養」は単なる“おまけ”ではありません。むしろ、パフォーマンスを最大化し、ケガを予防し、継続的な成長を促すための“必要条件”です。トレーニングによって身体にかかった負荷は、しっかりとした回復の時間を経て初めて効果となって現れます。休まずに頑張り続けることが「努力」と捉えられがちですが、実は「正しく休む」ことこそがプロフェッショナルな行動です。

■ 休養の3つの柱:「睡眠・栄養・リラックス」

休養を語る上で欠かせないのが、以下の3つの要素です。

  1. 睡眠
    もっとも重要かつ影響力が大きいのが睡眠です。深いノンレム睡眠時には、成長ホルモンの分泌が活発になり、筋肉や組織の修復が行われます。睡眠の質を高めることが、翌日のコンディションを左右します。

  2. 栄養
    トレーニング直後の栄養補給、特にタンパク質と炭水化物の摂取は、筋肉の修復とグリコーゲンの再合成に欠かせません。空腹のまま休んでも、身体はしっかり回復できません。

  3. リラックス(精神的休養)
    心が張り詰めた状態では、どんなに体を休めても十分な効果は得られません。趣味や自然に触れる時間、深呼吸、軽いストレッチなど、心を解きほぐす時間も立派な休養です。


    ■ 「疲労回復」ではなく「パフォーマンス向上の準備」

休養の目的は単なる疲労回復ではありません。良質な休養をとることで、身体の反応性や集中力が高まり、結果的に練習の質も向上します。これは「超回復」と呼ばれる概念で、トレーニング後の適切な休養によって、身体は元の状態以上に強くなろうとする生理的反応が起こるのです。

しかし、ここで注意したいのが「頑張りすぎの落とし穴」です。トレーニングによる負荷が回復を上回り続けると、成長どころか逆にパフォーマンスは低下し、オーバートレーニング症候群やケガのリスクが高まります。だからこそ、「休養をトレーニングの一部」として考える習慣が重要です。

■ まとめ
・休養は怠けではなく、成長のための必要なプロセス
・睡眠・栄養・精神的リラックスの3本柱で回復をサポート
・休養を計画的にとることで、トレーニング効果が最大化される

 

次回は「積極的休養(アクティブレスト)」と「消極的休養(パッシブレスト)」の違いと、実践方法について詳しく解説していきます。

 

 

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2024年01月14日 00:00