トータルコンディショニングHIGASHI|鹿児島県鹿児島市

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【第1回】“動ける筋肉”とは何か?

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スポーツにおいて、ただ大きな筋肉を持つだけでは勝てません。本当に求められるのは、「動ける筋肉」です。この“動ける筋肉”とは、見た目の大きさよりも、瞬発的に力を発揮できること、姿勢をコントロールできること、そしてプレー中のあらゆる動きにスムーズに対応できることを意味します。

具体的には、「ジャンプ」「ダッシュ」「ストップ」「ターン」「キック」「スイング」など、競技の中で求められる一連の動作において、無駄なく・速く・正確に力を発揮できる筋肉が“動ける筋肉”です。

例えば、サッカー選手が相手DFをかわして加速するとき、必要なのは大腿四頭筋のサイズではなく、「股関節・膝・足関節の連動とタイミング」「体幹の安定性」「地面からの反力を効率よく活かす力」などの要素です。つまり、“動ける筋肉”とは、単体での力強さではなく、全身を連動させる能力の中に存在します。

また、“動ける筋肉”はケガ予防の観点でも重要です。接触や方向転換の多いスポーツでは、体の「ブレーキ」能力や「姿勢保持」の安定性がなければ、膝・足首・腰に大きな負担がかかります。どれだけ筋力があっても、適切なタイミングで使えない筋肉はケガのリスクを高める要因にもなり得るのです。

“動ける筋肉”を育てるには、重さを持ち上げるだけの筋トレでは不十分です。**自分の体を自由自在に扱えるトレーニング(自重・バランストレーニング・ジャンプ・加速・減速など)**を積み重ねることが必要です。また、関節可動域や柔軟性、安定性といった「動作の質」もあわせて高めていくことが求められます。

アスリートにとって大切なのは、「見た目の良さ」ではなく、「どれだけパフォーマンスに直結する筋肉か」です。今の自分の筋トレが“動ける筋肉”を育てているのか。それを見直すことが、競技力向上の第一歩になります。
 

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トータルコンディショニングHIGASHI
2021年10月10日 00:00