トータルコンディショニングHIGASHI|鹿児島県鹿児島市

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【第2回】ケガの前兆とは?

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“未然に察知する力”を身につける

ケガは突然起こるものと思われがちですが、実はその多くに「前兆」があります。痛みや腫れといった明確な症状が出る前に、体はすでに“危険信号”を出しているのです。これをどれだけ早く察知できるかが、重症化を防ぐ鍵となります。

まず注目すべきは、動作や感覚の“違和感”です。たとえば、ジャンプ時に片脚だけ着地が不安定に感じる、走っていて足が「重い」または「反応が遅い」といった感覚。こうした些細な変化は、筋力の左右差、疲労の蓄積、柔軟性の低下といったリスク因子と密接に関わっています。

特に注意すべきは「繰り返す痛み」や「時間帯で変わる不調」です。練習後だけ違和感が出る、朝だけ特定の部位が固まっている──これらは一時的な症状と見過ごされがちですが、慢性的なオーバーユースの始まりであるケースも多く見られます。関節周囲の微細炎症、筋膜の滑走不全、血流の滞りなどが根底にある可能性もあるため、日常的な自己チェックが不可欠です。

指導者・トレーナーとしては、「声をかける習慣」が有効です。「今日はどう?」「疲労残ってる感じある?」といった対話が、選手に自己観察の意識を根付かせる第一歩になります。選手自身が「調子が悪い」と言葉にできる環境が、ケガの予兆を早期に拾う仕組みにつながります。

また、月1回の簡易モニタリング(柔軟性・バランステスト・片脚スクワットなど)を導入することも有効です。数値で記録することで、選手の“変化”にいち早く気づくことができます。

最も大切なのは「未然に察知し、行動につなげる」こと。違和感を感じた時点で、練習内容を調整する・リカバリーを重点的に行う・専門家に相談するなど、早めの対処を徹底することが予防の最大の武器となります。


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2023年08月06日 00:00