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【第4回】スプリントが多ければ良いのか?(GPSコラム)

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“質”を見るGPS活用術

GPSデータを見たとき、多くの指導者や選手が真っ先に注目するのが「スプリント回数」です。確かにスプリントはパフォーマンスを左右する重要な要素であり、数が多いに越したことはないように思われがちです。しかし、スプリントの「量」だけに注目していると、肝心な「質」の評価を見落としてしまう可能性があります。

スプリントは単に“速く走る”という動作だけでなく、「どの場面で、どの方向に、どの強度で、何の目的で走ったか」によって意味が大きく異なります。GPSデータでは、25km/h以上を「スプリント」と定義することが多いですが、それが“効果的な動きだったかどうか”はデータだけでは判断できません。

例えば、90分間でスプリントが20本あった選手と、10本だった選手がいたとします。一見すると20本の方が高く評価されそうですが、10本のスプリントすべてが“ゴールに直結する裏抜け”であった場合、むしろ少数精鋭のスプリントの方が評価に値します。

また、試合の前半と後半でスプリントの質がどう変化したかを見ることで、「持久的なスピード維持力」や「メンタルコンディション」も読み取れます。たとえ回数が少なくても、後半まで質を落とさずに出せている選手は、フィジカル的にも優秀であると判断できるのです。

指導者がGPSを活用する際に大切なのは、「数字の背景にあるプレーの質」を読み取る視点です。スプリントのタイミング、持続時間、前後のプレーとの関係などを総合的に評価することで、ただ“走るだけの選手”と、“効果的に走れる選手”を見極めることができます。

GPSは数値を与えてくれますが、その意味づけをするのは人間です。私たち指導者がプレーの意図や価値を汲み取り、数字とプレーを結びつけてフィードバックを行うことで、選手は本当の意味で「走る意味」を理解し始めます。

スプリントは、数だけで語ってはいけない。
それがGPSを活用した“質を見る”指導の第一歩です。

データの一部
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トータルコンディショニングHIGASHIができること

トータルコンディショニングHIGASHIでは、チーム・選手の現場に寄り添いながら、科学的根拠に基づいたフィジカルサポートを提供しています。

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◆フィジカルテスト
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◆GPSデータ分析
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現在サポートチーム
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2025年06月22日 00:00