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【第7回】中盤選手の「運べる力」を高めた分析&トレーニング(GPSコラム)

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実際に指導した中盤の選手の事例

GPSを活用したフィジカル指導は、ただ数値を追うだけではなく、プレー特性を明らかにし、それを伸ばすトレーニングへつなげることが目的です。今回は実際に指導した中盤の選手の事例を紹介します。

この選手はセンターミッドフィールダーとして試合に出場。走行距離は8.6km、スプリントは10本と数字だけを見ると平均的な内容でしたが、試合の映像とGPSを照合して分析したところ、「ボールを受けてからの前進距離」が短く、前への推進力=運べる力が足りていないことが分かりました。

特に後半、攻撃時の加速度と高強度走行比率が落ち込み、「チームが押し返される時間帯」に中盤でギャップを埋めきれていない場面が見られました。これを本人に伝えると、「走ってはいたけど、意味のある走りができていなかった」と納得の様子。

その後のトレーニングでは、「加速→前方へのボール運び→減速からのパス選択」という流れを強調したインターバル形式のメニューを導入。短距離ダッシュと中強度の切り替えを組み合わせた「運ぶ力」にフォーカスした内容で、数週間後の試合では高強度走行比率が8%→11%に改善。ボール保持時の推進距離も増加しました。

この事例のポイントは、「数値上の平均値」だけでは見落としがちな特性に、GPS+プレー映像の照合で気づけた点です。そして、選手自身も「自分のプレーの弱点」に早期に気づき、明確なトレーニングで修正できたという流れが理想的でした。

GPSを使ったフィードバックは、選手の“気づき”を生み出し、そこからの変化を加速させます。中盤のような多機能ポジションでは、特に**「質のある運動量」を見極めること**が重要です。数値を鵜呑みにするのではなく、背景にあるプレー内容を掘り下げることが、フィジカル向上への第一歩です。

MFのGPSデータ一例(各試合と比較できるようにしてます)
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トータルコンディショニングHIGASHIができること

トータルコンディショニングHIGASHIでは、チーム・選手の現場に寄り添いながら、科学的根拠に基づいたフィジカルサポートを提供しています。

◆フィジカルトレーニング
─ 年代・競技・ポジションに応じた目的別プログラムで、基礎力から実戦応用までをトータルサポート。

◆フィジカルテスト
─ スプリント・ジャンプ・アジリティ・筋力などの数値化を通じて、現状把握と個別指導に役立つデータを提供。

◆トレーナー帯同
─ 試合・合宿・遠征先でのケア、テーピング、ウォーミングアップ、リカバリー対応まで、現場対応が可能。

◆GPSデータ分析
─ データに基づいたポジション別の運動量評価や、試合後の個別フィードバックを提供。

アスリートの「今」に目を向け、「未来」の成長をサポートするために。フィジカル強化やケガ予防に関するお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

現在サポートチーム
・神村学園高等部 男子サッカー部
・神村学園中等部 男子サッカー部
・鹿児島工業高校 バレー部
・米子北高校 サッカー部(鳥取県)
・宇部鴻城高校 サッカー部(山口県)
・筑紫中央高校 サッカー部(福岡県)
・神村学園 女子バスケ部

 

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2025年07月13日 00:00