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【第8回】DF選手の「加減速」に注目したケガ予防対策(GPSコラム)

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実際に指導したDF選手の事例

ディフェンダーは試合中に何度も「止まる・動き出す」という急な切り返しを要求されるポジションです。特に1対1の対応やラインコントロール時には、高頻度の加速・減速が生じ、それが身体に大きな負荷を与えています。今回は、GPSデータから見えたリスクとその対策について、実際のDF選手の事例を紹介します。

この選手はセンターバックとして試合にフル出場。走行距離は6.3kmと他ポジションより少なめながら、加速/減速の合計はなんと110回を記録。特に自陣ペナルティエリア周辺での細かいポジショニング修正や、クロス対応での急反応によって、短距離での加減速が高頻度に発生していたことが分かりました。

試合後のリカバリーでは、両ハムストリングスと内転筋に強い筋緊張があり、フォーム的にも“止まり方が甘く、勢いで止めている”傾向が確認されました。これは、筋力バランスの乱れや着地コントロールの未熟さが影響していた可能性が高いと考えられます。

そこで翌週のトレーニングでは、**「減速動作にフォーカスしたフィジカル強化」**を導入。ジャンプからの片足着地制御や、方向転換の際の“静止→切り返し”に対する筋コントロール練習を取り入れました。また、加速と減速のタイミングをセットで鍛えるインターバルドリルも併用。

数週間後の試合では、加減速回数は維持しつつも、「減速後の踏み込み時間が短縮」されており、GPSデータ上も“動き出しの滑らかさ”が増した形になりました。主観的な疲労感も軽減されたとのフィードバックがあり、単なる「回数」ではなく、「動作の質」まで改善できた好例です。

DFはピッチの最後の砦であり、瞬間的な判断力と安定した動作が求められるポジション。GPSで見える「加減速」の数値は、動きの激しさだけでなく、ケガ予防やフォーム改善の指標としても非常に有効です。

加速・減速の実際のデータ
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トータルコンディショニングHIGASHIができること

トータルコンディショニングHIGASHIでは、チーム・選手の現場に寄り添いながら、科学的根拠に基づいたフィジカルサポートを提供しています。

◆フィジカルトレーニング
─ 年代・競技・ポジションに応じた目的別プログラムで、基礎力から実戦応用までをトータルサポート。

◆フィジカルテスト
─ スプリント・ジャンプ・アジリティ・筋力などの数値化を通じて、現状把握と個別指導に役立つデータを提供。

◆トレーナー帯同
─ 試合・合宿・遠征先でのケア、テーピング、ウォーミングアップ、リカバリー対応まで、現場対応が可能。

◆GPSデータ分析
─ データに基づいたポジション別の運動量評価や、試合後の個別フィードバックを提供。

アスリートの「今」に目を向け、「未来」の成長をサポートするために。フィジカル強化やケガ予防に関するお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

現在サポートチーム
・神村学園高等部 男子サッカー部
・神村学園中等部 男子サッカー部
・鹿児島工業高校 バレー部
・米子北高校 サッカー部(鳥取県)
・宇部鴻城高校 サッカー部(山口県)
・筑紫中央高校 サッカー部(福岡県)
・神村学園 女子バスケ部

 

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2025年07月16日 00:00