【第3回】ジャンプ力アップの本質とトレーニング(バスケフィジカル コラム)

股関節と膝の連動した動きが重要
バスケットボールでリバウンドを奪う、ブロックを決める、リングに近い位置でシュートを打つ。そのすべての場面で「ジャンプ力」は大きな武器になります。しかし、多くの選手がジャンプ力を「脚の力だけで跳ぶ能力」と誤解しており、スクワットだけで高く跳べるようになると思い込んでいることが少なくありません。
ジャンプ力を高めるためには、まず股関節と膝の連動した動きが重要です。日本の選手には、膝だけを使って跳ぶ癖があり、それでは跳躍時の推進力が小さくなるだけでなく、膝への負担が増え、ジャンパー膝などの怪我にも繋がりやすくなります。正しいジャンプフォームは、股関節から動き出し、体幹を安定させながら地面をしっかり押し返すことがポイントです。
さらに、柔軟性の不足もジャンプ力を制限する大きな要因です。股関節周囲や足首の柔軟性が低いと、踏み込みの際に十分な力を地面に伝えられず、力がロスしてしまいます。柔軟性を高め、適切な可動域で動ける身体を作ることが、ジャンプ力向上には欠かせません。
次に必要なのが「爆発的パワー(瞬発力)」です。これは重たいウェイトを持ち上げる筋力とは別物で、短時間で大きな力を発揮する能力を指します。ジャンプトレーニングとしては、ジャンプスクワット、バウンディング、ボックスジャンプなどが効果的ですが、フォームを崩さず正しく行うことが大切です。
最後に忘れてはならないのが着地動作です。跳んだ後に安全に着地する技術がなければ、膝や足首を痛める原因となり、せっかく鍛えたジャンプ力を活かすことができません。膝を柔らかく使いながら股関節で衝撃を吸収し、体幹を安定させて着地する動作も練習の中で身につける必要があります。
トータルコンディショニングHIGASHIでは、選手の体の特徴・目標に合わせて、ジャンプ力を安全に伸ばすためのフォーム指導、柔軟性向上、爆発的パワーの強化、着地技術の習得まで一貫してサポートしています。
ただジャンプトレーニングするのではなく順序立ててトレーニグしていく。
トータルコンディショニングHIGASHIができること
◆フィジカルトレーニング
─ 年代・競技・ポジションに応じた目的別プログラムで、基礎力から実戦応用までをトータルサポート。
◆パーソナルトレーニング
─ 選手一人ひとりの課題や目標に合わせた個別指導を行い、フォーム改善から体力強化までオーダーメイドで対応。
◆フィジカルテスト
─ スプリント・ジャンプ・アジリティ・筋力などの数値化を通じて、現状把握と個別指導に役立つデータを提供。
◆トレーナー帯同
─ 試合・合宿・遠征先でのケア、テーピング、ウォーミングアップ、リカバリー対応まで、現場対応が可能。
◆GPSデータ分析
─ データに基づいたポジション別の運動量評価や、試合後の個別フィードバックを提供。
アスリートの「今」に目を向け、「未来」の成長をサポートするために。フィジカル強化やケガ予防に関するお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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