【第1回】走力UP=“長く走る”じゃない(サッカーフィジカル コラム)

サッカーに必要な「短く × 速く × 繰り返せる」体
「もっと走れる選手にしたい・・・」そう思ったとき、まず“走り込み”を連想する指導者や選手はまだまだ多いかもしれません。しかし、現代サッカーで求められる“走力”は、昔ながらの「長く一定ペースで走る力」とはまったく別物です。
90分間で動き続けるサッカーですが、その中で本当に勝負を決めるのは「一瞬のスプリント」「2〜3秒の切り返し」「一歩目の出力」といった短時間の爆発的な動作です。そして、それを**何度も繰り返せる持久力(リピート力)**が求められます。
つまり、今のサッカーで必要なのは、「短く速く×繰り返せる体」です。これを鍛えるためには、単に距離をこなす走り込みでは不十分で、むしろ逆効果になることもあります。遅いスピードで長時間走ると、筋出力やフォーム効率が下がり、「速く動く能力」が低下してしまうことさえあるのです。
走力向上には、“狙いを持った設計”が必要です。
具体的には、
・10〜30mのスプリント
・疲労時に行うインターバルダッシュ
・急加速・減速を含むアジリティトレーニング
・上半身・下半身の連動強化(コアトレーニング)
などを、スプリント技術・筋出力・リカバリー時間まで考慮しながら設計していくことがカギになります。
そして、このような「短く速い動作×繰り返す力」は、根性ではなく“設計”でつくるものです。GPSなどの客観データを活用すれば、どの場面で動きが鈍るのか、試合中に何本スプリントできているか、どの時間帯に落ちているのかが明確になり、改善ポイントも見えてきます。
サッカーにおける走力は、マラソン選手のような走りではありません。
ゲームに影響を与える「瞬間の速さ」と「持続的な爆発力」こそが武器になる。その視点を持つことで、あなたのトレーニングは進化します。
40mスプリントを繰り返す
トータルコンディショニングHIGASHIができること
トータルコンディショニングHIGASHIでは、チーム・選手の現場に寄り添いながら、科学的根拠に基づいたフィジカルサポートを提供しています。
◆フィジカルトレーニング
─ 年代・競技・ポジションに応じた目的別プログラムで、基礎力から実戦応用までをトータルサポート。
◆フィジカルテスト
─ スプリント・ジャンプ・アジリティ・筋力などの数値化を通じて、現状把握と個別指導に役立つデータを提供。
◆トレーナー帯同
─ 試合・合宿・遠征先でのケア、テーピング、ウォーミングアップ、リカバリー対応まで、現場対応が可能。
◆GPSデータ分析
─ データに基づいたポジション別の運動量評価や、試合後の個別フィードバックを提供。
アスリートの「今」に目を向け、「未来」の成長をサポートするために。フィジカル強化やケガ予防に関するお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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