最大速度を試合で発揮するために
現代サッカーにおいて「速さ」は決定的な武器です。特に25km/h以上で走るスプリントは、ゴールやピンチに直結する局面で必ず発生します。高強度ラン(22km/h以上の走行)が試合の中で繰り返される一方で、一度の爆発で最大速度を出せること そのものが試合を決定づける場面を作り出します。つまり、選手には「繰り返し高強度で走る力」と「一瞬でトップスピードに到達する力」の両方が求められているのです。
研究によれば、トップレベルの選手は30km/h前後の最大速度を発揮でき、これは相手DFを置き去りにする、あるいは守備で追いつくために欠かせない要素となっています。逆に最大速度の幅が小さいと、どれだけ走り続けられても最後の勝負どころで差を埋められません。現代サッカーにおける「強度」とは、単なる持久的な走力ではなく、爆発的な速度を出せるかどうかに直結しています。
こうしたスプリント能力を鍛えるには、直線を全力で走るだけでは不十分です。試合では加速と減速、方向転換が必ず組み合わされるため、スプリントとアジリティを融合させたトレーニングが必要です。例えば「20mスプリント+急な切り返し」「5m加速→停止→再加速」といったドリルは、試合の動作を再現しながら最大速度の発揮につなげることができます。
また、スプリントやアジリティを行うと心拍数は一気に上昇し、レッドゾーン(最大心拍数の80%以上)に突入します。ここで動きの質を落とさずに繰り返せるかどうかが、実戦でのパフォーマンスを左右します。疲労下でも速度を維持できる選手こそが、最後まで戦える存在です。
ただし、スプリント系のトレーニングは負荷が非常に高いため、自己流で続ければ怪我のリスクを伴います。特にハムストリングスや股関節周囲の故障は、準備不足のまま最大速度を繰り返すことで生じやすいものです。だからこそ、データを基にした負荷管理と、専門の指導者による指導が不可欠です。
サッカーはスプリントで決まる──これは単なる比喩ではなく、数字が示す事実です。25km/h以上のスプリントを含めた22km/h以上の高強度ランをどれだけ繰り返せるか。この両立ができる選手こそ、現代サッカーのピッチで生き残れるのです。
高強度に対応できる体を作りたい選手・指導者の方へ。
高強度のトレーニングは、特別な環境がなくても取り組むことができ、サッカーに必要な走力や持久力を大きく伸ばすことが可能です。
さらにGPSデータを活用したフィジカル分析や、フィジカルテストによる客観的な測定を組み合わせれば、自分の課題をより正確に把握し、トレーニング効果を最大限に高めることができます。
フットボールで本当に戦える体を手に入れたい選手・指導者の方は、ぜひご相談ください。
速度が出せる。方向転換が発生する。試合の動作を再現させるメニューを作成する。
トータルコンディショニングHIGASHIができること
トータルコンディショニングHIGASHIでは、チーム・選手の現場に寄り添いながら、科学的根拠に基づいたフィジカルサポートを提供しています。
◆フィジカルトレーニング
─ 年代・競技・ポジションに応じた目的別プログラムで、基礎力から実戦応用までをトータルサポート。
◆パーソナルトレーニング
─ 選手一人ひとりの課題や目標に合わせた個別指導を行い、フォーム改善から体力強化までオーダーメイドで対応。
◆フィジカルテスト
─ スプリント・ジャンプ・アジリティ・筋力などの数値化を通じて、現状把握と個別指導に役立つデータを提供。
◆トレーナー帯同
─ 試合・合宿・遠征先でのケア、テーピング、ウォーミングアップ、リカバリー対応まで、現場対応が可能。
◆GPSデータ分析
─ データに基づいたポジション別の運動量評価や、試合後の個別フィードバックを提供。
アスリートの「今」に目を向け、「未来」の成長をサポートするために。フィジカル強化やケガ予防に関するお悩みがある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
現在サポートチーム
・神村学園高等部 男子サッカー部
・神村学園中等部 男子サッカー部
・鹿児島工業高校 バレー部
・米子北高校 サッカー部(鳥取県)
・宇部鴻城高校 サッカー部(山口県)
・筑紫中央高校 サッカー部(福岡県)
▶お問い合わせ・ご相談は
《トータルコンディショニングHIGASHI》公式サイトよりご連絡いただけます。
Your body can move